「発酵文化人類学」を読んで菌と愛について考えた。

小倉ヒラクさんの「発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ」を読んだ。

文章に引き込まれ、自然と次から次へと読んでしまうというのを久しぶりに経験。

文章が上手だし、本の構成もわかりやすい。

しかも、テーマが発酵。麹に酒。そして、つなぎが文化人類学

すべてがツボな感じ。

小倉さんすごい!

 

 

お酒好きなので、ワインや日本酒の話も興味深いし、それを作っている人の生き方もおもしろい。

菌や発酵のことも、難しいながら、うっすらわかった気がする。

そして何より、菌の世界で起きていることと人間の世界で起きていることは似ているというのが、興味深かった。まさに相似象。

 

一番印象に残ったのは、この本の中に何度も出てくる、ニューギニアのトロブリアンド諸島の各部族によって営まれる「クラ」という交換文化の話。

これは、複数の島々で構成される円の中で首飾りをぐるぐる回し続ける交換ゲーム。

ここでのポイントは、

・首飾りに価値はない

・首飾りををもらった部族は、相手にお返しをしなければならない。お返しは、贈る側が相手が「お返しとしてはこれが妥当だろう」と思われるものを考えなければならない

・一度参加したら抜けられない

の3つ。

「クラ」でのお返しは、もらったものと同程度ではなく、「気前よくすること」が大切。しょぼいお返しだと、気まずくなったり、ときには争いになることもあるらしい。

気まずくなるくらいなら、気前よく! それによって争いが回避され、コミュニケーションが永続する。

 

「やさしさ」と「気前よさ」で回っていくと、平和と秩序が生み出され、

「憎しみ」と「ずる賢さ」で回ると、争いと混沌が生み出される。

 

菌による発酵の世界でもクラと同じような循環がグルグル回っているらしい。

 

与えることの循環で世界は巡っているのなら、世界を維持するためには、それを回し続けることが必要。

憎しみとずる賢さの方に傾かないように、やさしさと気前よさに踏みとどまる、つまりは、愛を与え続けることが大切なんだなぁと思った。

 

グルグルを内包している発酵食品を食べることで、自分の内側にも愛を!

それを外に表現することで世界に愛を!

 

ということで、おいしいお酒が飲みたくなったのでした。

 

#発酵文化人類学

 

今日のお弁当 かぼちゃとひき肉のグラタン & 明日の晩ごはん

久しぶりに今日のお弁当。

昨日の残りのかぼちゃとひき肉のグラタン。

オルターで買った冷凍ひき肉は、ひき肉の粒(?)がバラバラで冷凍されているので、使いたい量だけ使えるのでとっても便利。

ゆでたかぼちゃの上に、炒めたひき肉と玉ねぎにケチャップ(その前の日のハンバーグソースの残り)で味をつけたものをのせて、オーブントースターで焼きました。

 

f:id:edamamekinoko:20180819015507j:plain

あとはごはんにゆかり。

ゆかりは、今年、初めて漬けた梅干しのシソで作りました。

お弁当の見た目のバランスを考えると、ごはんの白いところに何かポイントがほしくなりますよね。

梅干しのことが多いけど、これからはゆかりも活躍しそう。

 

そして、ついでに明日の夫の晩ごはんです。

夫は、卵焼きとウインナーと具の入っていないおにぎりが好き。

何だか遠足のメニューのようですが、これで満足してくれるので、ラクラク(^^)

 

今日もラクをさせてもらいました。

f:id:edamamekinoko:20180819015520j:plain

・卵焼きとチョリソー

かぼちゃサラダ グラタンの残りのかぼちゃとゆでて冷凍していたブロッコリーを混ぜてマヨネーズで和えたもの

・塩おにぎり

 

塩おにぎりは、塩をたっぷりつけるのが好き。

これなら、具がなくても飽きずに食べられます。

自然塩なので少々たくさん使っても、ミネラルが摂れていいかな。

 

 

脂肪分解は危険!「病は「リポリシス」から」 

崎谷博征先生の健康常識パラダイムシフトシリーズの第2弾、「病は「リポリシス」から」」を読みました。

 

第1弾の「「プーファ」フリーであなたはよみがえる! 」を読んだのは、約1年前。

かなり難しくて、読むのに苦労した上にあまり理解できていませんが、とにかく健康には油がとても大きく影響していて、プーファと呼ばれる長鎖不飽和脂肪酸が体によくないということは、何となくわかりました。

NG:魚油や植物油脂(シードオイル)

OK:ココナッツオイル、バター、牛脂などが

 

edamamekinoko.hatenablog.com

 

あまりにも難しいので、自分で理解するのをあきらめ、藤原悠馬さんの脂質クラス1,2と糖質クラス1,2を受講しました。

受講しても理解できていないことだらけですが、詳しい資料と熱心な説明で、少しはわかった気になっています。

ともかく何を食べてよくて、何がよくないかの基本は理解した!と思います。 

honoiro.com

 

そして、最近になってやっと読んだのが「病は「リポリシス」から」」。

今回は脂肪分解(リポリシス)がテーマです。

 

私はこれまで、脂肪を分解することでやせる、と思っていたので、脂肪分解=いいこと、と思っていましたが、これが大間違いでした。

血糖値が下がると、脂肪を分解して糖に変換(リポリシス)するのですが、これによって血液中にプーファが出ていき、それが体に大きなダメージを与えるようです。

 

あまりにざっくりした説明ですが、ともかくプーファの摂取を避けるべきなのに、糖分が不足してしまうと、プーファを摂っていなくても、脂肪からプーファが作られてしまうのです。

ということは、糖は避けるのではなく適切に摂らないといけないということですね。

糖質制限や断食なども、実は体に負担が大きいようです。

 

今までよかれと思っていたことが、実はよくなかったというのは、ショックですが、知識を得るというのはとても大切なことだと思いました。

 

崎谷先生おすすめの食事は、リポリシスをストップする「原始人食」。

これは1万年前以前の人類が農耕と牧畜を始める前の「狩猟採集時代」に習った食事法だそうです。

 

ということで、積極的に食べていいものは、

・フルーツ、はちみつ、黒糖、バター、ココナッツオイル

・卵黄、鶏ガラスープ、コラーゲン、貝柱、カキ、乳製品、さつまいも、じゃがいも

・ココナッツオイル、バター、牛・鹿・羊などの脂肪分、卵黄、乳製品など

なるべく避けるものは、

・プーファーシードオイル、亜麻仁油、ごま油、フィッシュオイル、DHA

・米、小麦などの穀物、豆類

・魚類・陸上動物の筋肉、卵白

・高度加工食品

・消化の悪い食物繊維が多いもの

などだそうです。

 

マクロビをはじめ、いろんな食事法や食品をいろいろ試してきましたが、これまでの常識を覆されながらも、今のところはこの食事がいいのでは、と思っています。

あとは人体実験あるのみですね。

 

 

 

 

 

GOOD GOOD MEAT でおいしくて体にやさしいグラスフェッドビーフ

普通、「高級肉」というのは、松阪牛や神戸牛といった霜降りでとろけるようにやわらかいお肉。

おいしいので私も大好きでしたが、年を重ねるとともに、こういった高級肉は、食べた後しんどくなるようになりました。

特に夫は、ここ数年特に脂がしんどくなってきて、高級肉を食べるとお腹を壊すことが増えました。

 

とはいえ、お肉大好きなので、やっぱり食べたい。

ということで、いろいろ調べているうちに、「グラスフェッドビーフ」のことを知りました。

グラスフェッドビーフというのは、牧草だけで育った牛のお肉。

赤身中心で脂肪は少ないので、体に負担が少なく、食べた後もすっきり。

しかもとってもおいしいです。

 

グラスフェッドビーフが食べられるお店として、昨年7月に西宮の苦楽園口にオープンしたのが、「GOOD GOOD MEAT」。

お肉好きの仲間が、美味しくて安全なお肉を探しているうちに、自分たちで卸売りをはじめ、小売り、飲食のお店としてはじめたのがこのお店だそうです。

これまでに2回行ったのですが、お店の人の「お肉愛」がすごくて、とってもうれしそうにお肉をすすめてくれるのが印象的です。

 

1月に行ったときは、私はハラミステーキ。 

f:id:edamamekinoko:20180817014105j:plain

夫はステーキを食べました。

f:id:edamamekinoko:20180817014126j:plain

f:id:edamamekinoko:20180817014153j:plain

赤身なのにやわらかくて、とってもおいしい。

しかも、食べた後も翌日もしんどくなくって感動しました。

 

そして、2回目は先日。

私はハンバーグ。

f:id:edamamekinoko:20180817014744j:plain

夫は、サーロインステーキを食べました。

f:id:edamamekinoko:20180817014752j:plain

これも、おいしかった~。

お肉のうまみがたっぷりで、これが本当のお肉の味なんだろうなぁと思いました。

 

おいしい割には高級肉ほど高くなくて、これからお肉を食べるならここにしよう!ということになったのですが、とはいえ、そんなに度々も行けないので、今日はお肉を買ってきて、おうちで焼肉にしました。

 

f:id:edamamekinoko:20180817014554j:plain

買ったお肉は、タン、味付ハラミ焼肉用、サイコロステーキ。

f:id:edamamekinoko:20180817015551j:plain

牛タンが厚めでうま味があってとってもおいしかったです。

今度から牛タンもこれに決まり!

サイコロステーキもおいしかった~♪ これはとってもお買い得でした。

f:id:edamamekinoko:20180817015558j:plain

ハラミもおいしいけどしつこくなく。

焼肉なのにほとんど油が飛び散らず、後片づけもラクラクでした。

 

家でこんなおいしい焼肉ができるなら、焼き肉は外に食べにいかなくてもよさそう。

そして、ほかで買った焼肉はもういいかな、と2人で合意。

焼肉の回数を少し減らしてもいいから、GOOD GOOD MEATの焼肉にしようということになりました。

 

meat.goodgood.jp

#グラスフェッドビーフ

バイトやめる学校

山下陽光さんの「バイトやめる学校 」を読みました。

 

この本の最初にこう書いてある。

「やりたくない仕事をしてはたらきまくって、たまの休みに好きなことをやって金を使いまくるのはあまりにも効率が悪すぎる。」

 

ほんとそう思う。

嫌な仕事してるとストレスたまるから、気晴らしに食べたり、飲んだり、遊んだり。

それにはお金がいるから、またがまんして仕事しないといけない。

そんなサイクルでぐるぐる回っている人多いと思う。

 

だから、好きなことで稼げるようになって、お金いっぱい儲けたら、やりたいことなんでもできる・・・と考えそうなところだけど、この本はちょっと違う。

 

自分で稼げるようになるのが第一歩だけど、そこから先が違う。

「最小の労力で最大の収入を目指すのではなく、最大の労力で最小の稼ぎしか得られないような、資本主義の人らが見向きもしないような、敵がいなくて、稼げないけれど楽しい空間を見つけて実践していく試みだと思います。」

っていうのがすごい。

 

人を稼がせてあげて、それで楽しんでいる。

いいなぁそういうの。

 

それから大事だと思ったのはここ。

「仕事って基本的に人が嫌がることをやるっていうか、人ができないことをやるからお金がもらえるわけですよね。重要なことをいいます。「人はめっちゃ嫌がるけど、自分はそんなにいやじゃないよ」っていうものがあったら、大事にしてください。その隙間から始めてみてください」

表面的に自覚している好きなことって、多くの人がやりたいことだったりするから、お金にならない。

まずは、嫌じゃないけどお金になることからっていうのがポイント。

 

あともう一つ。

山下さんは、「途中でやめる」という服のブランドもやってて、買ってくれた人には一人ずつ直筆でお手紙を書くんだって。

「一人に向けて」っていうのが大事みたい。

これは、私にとっての今の課題。

そういえば、この前行ったイベントのセミナーで藤本遼さんも、「一緒にやりたい人は直接口説く」、直接話すのが大事って言ってたな~。

 

tochuyame.thebase.in

 

 

過去のブログ引っ越しました。

10年以上前に楽天ブログで書いていた日記をこちらに引っ越しました。

まだ、写真が移行できていないところもあるけど、とりあえず移行完了。

今は、便利なツールがあってありがたいですね。

 

引っ越ししながら、過去のブログを読んでいると、当時のことをいろいろ思い出しました。

あのころは夫婦のことや、家族のこと、自分がどうやって生きていくかなどなど、悩みが多かったなぁとか、温泉やカフェによく行ってたなぁとか。

今とは全然違うこともあれば、変わらないこともあって、おもしろい。

すっかり忘れていることもいろいろあって、おもしろかったです。

 

ということで、ぼちぼちですが、引き続き書いていきますので、よろしくお願いします。

 

「ときをためる暮らし」とは? 映画「人生フルーツ」からの読書中

去年の秋に友だちのすすめで「人生フルーツ」という映画を見ました。

津端修一さんと英子さんのドキユメンタリー。

90歳と87歳のご夫婦が、自宅のキッチンガーデンで自分たちが食べるものを育てながら、大切に暮らしている日々を記録したものです。

 

ご夫婦の人柄や、2人の関係もすばらしいし、自宅のお庭にある畑で食べ物を作り、できたものをお子さんやお友達に送ってあげる、ていねいに、豊かに暮らしている様子がとてもすてきです。

「あ~私こんなふうに暮らしたいんだ~!」と改めて思い出しました。

 

その映画の中に何度も出てくる「ときをためる暮らし」という言葉、そのときは意味が分からなかったのですが、その後、お二人の本を読むうちに何となくわかってきました。


例えば、畑の土。最初は作物を作るのに適さない土だったけど、毎年、枯葉を集めては入れ、大事に作物を育てるうちに、だんだんいい土になっていく。

高価だけど手作りの家具を買って、大切に使ううちに、どんどん味が出てくる。

時間をかけることによって、よくなっていく。熟成されるものの貴重なこと。

 

「人生はだんだん美しくなる」というのが、本当にそうなんだなぁと思える暮らしぶりです。

 

本を読むことで映画のバックグラウンドが見えてきて、ますます興味深い修一さんと英子さん。

たくさん本が出ているので、順番に読んでいこうと思います。

 

今回読んだのは、「ききがたり ときをためる暮らし」。

ちょうど映画と同じ時期になるのかな?お二人の話を編集者の方が、1年かけて毎月取材されてものがまとめられています。写真もすてき。

 

この前読んだのは、「高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」」。

これは、1997年に出た本ですが、修一さんのお仕事のことやお二人が孫のはなこさんに残そうとしているもののお話が詳しく書かれています。

 

やっぱりいいなぁ、キッチンガーデンのある暮らし。

10年後にはそんな暮らしをしていたいなぁと思いつつ、若いころからやっていないとできないことだなぁとも思います。

とりあえず、何をためていくのか、これを機に考えてみようっと。