手作り塩麴ベーコン

燻製をはじめて5年くらいになる。

中華鍋を使ってのキッチン燻製で、チーズや卵、そしてベーコンを燻製している。

特に気に入ってリピートしているのは、ベーコン。

スーパーで売っているのとはまったく別物で、分厚く切って焼いたり、ベーコンエッグにしたり、刻んでチャーハンに入れるのもおいしい。

市販のベーコンは、ものによっては10種類以上の添加物が含まれていることもあるようだが、自分で作ればその心配はない。

 

作り方は、豚バラブロックを調味料に漬け込み、味がついたら、乾燥させた後、燻製。

最初はスタンダードに、塩漬けしてから塩抜きしていたが、面倒なので、最近は塩抜きしなくていい方法で作っている。

一番気に入っているのは、燻製道士さんのブログで知った「はちみつみそベーコン」。

みそとはちみつを2:1の割合で混ぜ、豚バラブロックに塗り込んで4,5日置いたものを燻製する。

味噌とはちみつでしっかりと味がついて、濃厚な味わい。

 

次によく作るのが、塩麴に漬けたもの。

今回は、塩麴と酒塩麴を混ぜたものに漬け込んだ。

酒塩麴とは、普通の塩麴が、麹と塩と水で作るところを、水の代わりに酒と使う。

酒塩麴自体がいい香りで、おいしくないはずはない雰囲気を醸している。

 

なかなかタイミングが合わず、漬け込んでから2週間くらい経ったが、赤身の部分に透明感が出て、見た目は生ハムっぽくなった。

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↑これは、塩麴を落として軽く水洗いし、キッチンペーパーで水分を取ったところ。

少し乾燥させたら、いよいよ燻製をはじめる。

 

用意するものは、以下のとおり。

・中華鍋

・中華鍋のフタ

・網

・脚付きの落し蓋

・アルミホイル

・燻製チップ

 

1.準備として、中華鍋をアルミホイルで覆う。

これは、中華鍋を汚さないようにするため。

終わった後にそのまま捨てるので、簡単。

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2.燻製チップを2掴み入れてフタをし、ガスコンロに火をつけて煙が出るまで待つ。

チップは「ソト(SOTO) スモークチップス ヒッコリー

 

 最初はサクラのチップを使っていたが、サクラだと肉には合うが、チーズや卵だとちょっと違う感じがする。

たくさん燻製するわけではないので、オールマイティなヒッコリーに。

ヒッコリーの方が、くどくなく、あっさりとした仕上がりに。

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3.煙が出てきたら、網と豚バラブロックをのせて燻製開始。

といきたいが、このままだと、豚バラから大量に出た脂にチップが浸かってしまい、煙が出なくなるので、一工夫。

チップの上に脚付きの落し蓋(100均で買える)をのせ、その上にくしゃくしゃにしたアルミホイルをのせて、落ちてきた脂を受ける。

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その上に網と豚バラをのせる。

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網が下のアルミホイルをはさんでしまうと、煙が上まであがってこないので、はさまないように注意。

蓋をして、火を中火~弱火にする。

火が強すぎると、脂が大量に落ちるし、弱すぎると煙が出なくなるので、ほどよい加減に調整する。

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4.火加減を調整しながら、45分燻製。

しばらくすると、フタや豚バラに水滴がついてくる。

そのままにしておくと味が悪くなったり、煙がうまくかからないので、ときどき、キッチンペーパーで水滴をふき取る。

脂が落ち始めるので、火加減も注意。

 

5.しばらく置いて煙を落ち着かせたら、でき上り(^^)

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ラップで包んで冷蔵庫に入れ、一晩寝かせてからが食べごろ。

だが、いつも待てずに、数切れをフライパンで焼いて試食。

 

手間はかかるけど、ぜひ一度お試しあ~れ~。

 

 

RBGと東大入学式祝辞

RBG(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)の映画、「RBG」と「ビリーブ」を見て、上野千鶴子さんの今年の東大入学式の祝辞を思い出した。

 

上野さんの祝辞で最初に紹介されている、医大の入試で女子学生が差別された問題は、RBGがハーバードロースクールに入学したときに、学長から「男子の席を奪ってまで入学した理由を話してくれ」と言われたのと根っこが同じだし、 

RBGの映画の最初に出てくる、彼女が弁護士時代に法廷で男性判事に言った「男性の皆さん、私たちを踏み続けているその足をどけて」という言葉と、上野さんが祝辞で紹介している、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんのお父さんの「娘の翼を折らないようにしてきた」も同じことを言っていると思う。

 

 

RBGの本「大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ」の中に、

最初から世の中を変えたいと思っていたわけではなく、まじめで決められたことを守るのが好きな自分には法律が合っていると思って法律の道に進んだが、女性への差別があまりにもひどかったので、この状況を変えるために戦うことにした、

と言うようなことが書いてあったし、映画の中にも、「自分たちが仕方ないと見過ごすことは、後の世代に負担を強いることになる」「娘たちの世代のために戦う」というのが出てきた。

RBGや上野さんのような、差別をおかしいと思い、変えようと戦ってきた人のおかげで今、私たちは昔よりずっと生きやすくなってきたのだ。

 

上野さんのスピーチの中に、「あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください」とある。

 

自分のことだけ考えるでなく、少数派や弱い立場の人も生きやすい世の中に変えていくことが、自分の幸せにもなる。

 

RBGの言葉でかっこいいと思ったのは、

「(定員が9人の)連邦最高裁判事のうち何人が女性になったら満足するのか、と聞かれることがあります。私の答えはいつも同じ、『9人』です」

 

 

 

 

「連れて来られる」

2ヵ月ほど前、Twitterデビッド・ボウイのギタリスト、ミック・ロンソンの映画をやっているのを知り、デビッド・ボウイが好きな夫に知らせたところ、一緒に見に行くことになった。

シネリーブル梅田。空中庭園の下にある映画館だ。

映画の途中で、映写機のトラブルがあり、映画が数分間止まってしまった。

こんな経験ははじめてだったので、どうなることかと思ったが、しばらくすると復活し、無事に最後まで見ることができた。

 

帰りに招待券をもらった。シネリーブルで3ヵ月有効だ。

何を見ようかな~とチラシを見たところ、予告で興味をひかれた「RBG」が載っていた。ルース・ベイダー・ギンズバーグアメリカの現役女性最高裁判事のドキュメンタリーだ。

海外ドラマで裁判ものを見るのが好きな夫も、これなら見てもいいなと言うので、上映初日に見に行った。

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RBGも夫とのパートナーシップもすばらしくて、それまでぜんぜん知らない人だったのに、興味を持った。

家に帰って調べると、彼女の実話がもとになった映画もあって、なんともうすぐ近くの映画間で上映される。

これは行くしかないな、ということで次は宝塚のシネ・ピピアへ。

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ドラマもおもしろかったし、ドキュメンタリーとつなぎあわせることで、より理解できた気がする。

 

そして、この映画館があるピピアめふ、1ヵ月前に、公演を聞きに行った会場だった。

このあたりに住んで30年になるけど、売布神社に来たのはこの2回だけ。

連れて来られた気がする。

 

だからといって何かあったわけではないが、数珠つなぎに想いもよらぬところへ連れて来られるのが、おもしろい。

こういうのって、できごとや興味に素直に従うときに起きる気がする。

 

実は、このピピアめふの後、176号線で生瀬、名塩を通って神戸まで車で行ったのだが、その2週間後には、生瀬から武田尾まで廃線跡をハイキング。

このあたりもほとんど行ったことがないところなのに、2回続けて行った。

「同じところに2回行く法則」。これについてはまたいつか書きたいと思う。

 

「ピアノの森」

お気に入りマンガ「ピアノの森」をアニメでやっているので、楽しみに見ています。

 

www.nhk.or.jp

 

クラシックにぜんぜん詳しくないので、マンガで曲名が書いてあっても、どんな曲なのかさっぱりわからないのが残念だったのですが、アニメだと曲を聴けるので、いいですね。

「あぁ、あのシーンではこんな曲が流れていたのか~」などと思いながら見ると、読むのとは違う楽しみがあります。

 

特に今回のアニメは、演奏者にもこだわっていて、それぞれの役にぴったりのピアニストがこのために演奏をしているそうです。

曲を聴いて、いいなぁと思うわけですね。

 

 

 

ピアノの森のアルバムも出ていて、これがとってもいいんです。

ピアニストそれぞれの個性が出ているし、なじみの曲も多いので、楽しめます。

 

アニメの方は、ショパンコンクールのファイナル。

ショパンのピアノ協奏曲の1番か2番が演奏されます。

この1番って、のだめがシュトレーゼマンと共演した曲ではないですか!

アニメを見てはじめてつながりました。

のだめの演奏もかなり個性的でしたが、ピアノの森でもそれぞれの演奏が聴けるので楽しみです。

 

来週はついにパン・ウェイ登場!

全24話ということなので、あと4話。

楽しみなような、終わるのが惜しいような。

 

・・・といいながら、アニメではかなり話を端折っているので、久しぶりにマンガを読み直そうと思います。

 

「捨てないパン屋」

 手を抜くと、いい仕事ができる→お客さんが喜ぶ→自由も増える

という表紙に興味を持って、「捨てないパン屋」を読みました。

 

広島のドリアンというパン屋さんの田村陽至さんが

「パンを捨てるのはおかしいよ」とモンゴル人の友人に言われたことから、

パンを捨てるのは当たり前というパン屋さんの常識に疑問を持ち、

やり方を変えていくことで、捨てないパン屋を実現していったお話です。

 

パンの種類を少なくし、

よい材料を使って、

薪窯で一度にたくさんのパンを焼く。

田村さんが焼いて、奥さんが販売。

8時間、週6日働いて、夏は1ヵ月の長期休暇。


やり方を変えることで、自分のしたい働き方、つくりたいものが実現できるのだなぁと目からウロコなことがたくさん書いてありました。

 

ほかにも、発酵のこと、農業、海外の仕事の仕方や、パン屋さんのつながりなど、気になるテーマがいろいろ出てきて、おもしろかったです。

 

本を読んだ後、捨てない洋服屋さんとかあるのかなぁ?

・・・と思ったところで、思い出しました。

 

10年前に京都の手作り市に行ったとき、かわいいプリントの子ども服や生地を売っているお店があありました。

話を聞くと、自分たちのお気に入りの柄をプリントしてもらって、その布や、その布で作った子ども服を売っているということでした。

売っている布が大好きで、それを売るのがとってもうれしいというのが伝わってくるすてきなお店。

 

一緒に行った友達が、置いてあるスカートが気に入って買いたかったのですが、大人の服は見本が置いてあるだけで、布を買って自分で縫ってくださいとのことでした。

裁縫は苦手だなぁと言いながら、がんばって縫ってみよう、と布を買った友達に、

お店の人が「もしムリだったら、返品してくれたらいいので、連絡ください」と言っていたのがすごく印象的でした。

使われないでそのままになるのはもったいないので、返品受け付けます、というところに、自分たちがつくった布への愛が感じられました。

 

食べ物も、身の回りのものも、ムダにしないで大切に使っていきたいなぁと思いました。

 

こちらの本も発酵つながりで(^^)

edamamekinoko.hatenablog.com

 

大江千里「ブルックリンでジャズを耕す」

先日、関学での大江千里さん(以下、千ちゃん)のライブで買った本「ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス 」をやっと読み終えた。

ここ2週間ほど体調不良やら、スマホが壊れるやらトラブル続きだった合間に読んだので、読んでる時間が心のオアシス。ニューヨークや福岡、メキシコ、ポートランドいろんなところに旅をした。

 

千ちゃんの文章には引き込まれる。通勤電車で読んでいると、駅について本を閉じるのが惜しい。ついついホームで続きを読んだりした。

 そういえば、「レッドモンキー・モノローグ」も何度も読んだなぁ、などとついつい千ちゃんにまつわる昔のことを思い出したりしながら、私が過去と今を行ったり来たりしている間も千ちゃんは、一歩一歩確実に前に進んでいた。

 

47歳でニューヨークの大学にジャズ留学した大学生活を書いた前作「9番目の音を探して」では、ジャズ、ピアノ、英語、ニューヨークでの生活・・・ひとつひとつクリアしていく様子を見守る気持ちでドキドキした。

 

そして、今回は、大学卒業後、自分でレーベルをつくり、CDを出して、あちこちでライブをする。ジャズを仕事にしていく様子が描かれている。

ちょっと安心して読めるけど、それでも読みながら応援してる。

 ファンってそういうものだなぁと思った。

 

でも、ファンでなくても十分楽しめます。

52歳からニューヨークで新しいビジネスをはじめる、その姿に勇気をもらって、私もがんばろうって思える。

そして、そこに大切なのは、楽しむこと、チャレンジすること、チャンスが回ってきたらのっかること。

いろんなことを教えてもらった。

 

現在、58歳の千ちゃん。これからが楽しみ。

 

そして、自分がその年になったとき、自分を楽しみに思えるような年を重ねたいな。 

 

大江千里さんの関学でのジャズライブに行ってきた話。

10/8に関西学院大学で開催された大江千里さん(以下、千ちゃんと呼ばせてもらいます)のライブに行ってきた。

千ちゃんのライブに行くのは、25年ぶり。

高校~20代後半にかけての10年間、ずっと好きだった。何かにつけて私の頭の中を千ちゃんの曲が流れていた。そんな人に会いに行くのだから、ドキドキしないわけがない。

私はこのうれしさをかみしめようと(?)、西宮北口から関学まで歩いて行った。

約1時間、その間も頭の中は、千ちゃんの曲がぐるぐる。

 

それでも2時間前には、関学到着した。

関西住んで30年になるけど、実は関学はこの日がはじめて。

きれいな芝生と歴史ある建物。田舎の高校生だった私が、都会の大学生に憧れて聴いていたあの曲たちは、ここが舞台だったのか~などと考えながら、キャンパスをウロウロしたものの、落ち着かないので、ライブの会場へ。

 

会場の1時間前にもかかわらず、ロビーには私と同年代の女性がいっぱい。千ちゃんファンのグループが久しぶりに再会したっていう感じで話に花が咲いていた。

本かCDを買うと、ライブの後にサインしてもらえるとのことで、気になっていた「ブルックリンでジャズを耕す 52歳から始めるひとりビジネス 」を買った。

前作「9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学」を読んだのが、千ちゃん回帰のきっかけだったので、その続編は楽しみ。

 

そんなこんなで、いよいよライブの時間。

セブンイレブンでチケットを受け取った後、席の番号も見ていなかったのだけど、番号をたどって行ってみると、なんと最前列中央の真ん中。

目の前にグランドピアノがあって、千ちゃんが演奏するというラッキー! 

 

ジャズのライブははじめてだったけど、今回はニューアルバム「Boys & Girls」に入っているヒット曲のセルフカバーが中心だったので、懐かしさと新しさが混じり合った不思議な感覚。

千ちゃんのトークは相変わらずの関西ノリで、MCの旅に会場がドッと沸く。そういえば、千ちゃんのライブって途中に30分くらいトークタイムがあって、それを当たり前だと思ってたら、ほかの人のライブでそれがないのにびっくりしたなぁなんてことを思い出した。

 

今と思い出を行ったり来たりしているうちに、あっという間にアンコール。

最後の「ありがとう」はやっぱりいい曲だった。

千ちゃんも「なぜだかウルウルしてた」と言ってたけど、私もそう。きっと会場の多くの人もそうだたんじゃないかな。

ほんとにほんとにいいライブだった。

  

youtu.be

 

そして、ライブ後にサインしてもらった。

「また、会いましょう」って言ってた。

ここにいた人はみんな千ちゃんとある時代を共有していた仲間。そして、そこにとどまらず、進み続ける千ちゃんを見守っている応援団なんだなぁと思った。

 

私も進もう、と思わせてもらった。