瞑想修行報告♪ その2

修行2日め。
朝4:00にゴーンと鐘の音が鳴って目が覚めました。

ここでは、時間はこの鐘の音で知らされます。
そんなに大きな音ではないので、
「こんなので起きられるのかな?」と心配していたのですが、
えらいものですね~。
ちゃんと起きられるんです。
しかも、みんなが一斉にガバッと起きる様子は
なかなかすばらしかったです。

普段、起きるのが苦手な私は目覚まし時計を持っていったのですが、
一度も使わずにすみました。

今回の修行では、「やる気になればできる!」というのを
いくつか経験しましたが、起きるのもそのひとつでした。

朝の瞑想は4:30からはじまるので、
それまでに着替えたり、洗面をして身支度を整えます。
寒いのは覚悟していたので、
ユニクロで買いこんできたヒートテックの靴下とシャツ・・・
全身ヒートテックで固めました。
それにカイロ。

瞑想がはじめる5分前にまた鐘が鳴って、
私たちが泊まっている建物の2階にある瞑想ホールへ集合です。

瞑想ホールでは指定席。
座布団が並べられていて、名前を書いた札がおいてあります。
座布団と一緒に毛布が置いてあって、
これにくるまって瞑想します。
この毛布がふわふわ気持ちよくて、ちょっとうれしかったです。

1ヵ月近く前のことなので、瞑想のことはよく覚えていないのですが、
最初の3日間は、「アーナーパーナ」といって呼吸の観察をします。
「鼻の穴の入口から上唇を底辺とした三角形の部分」に意識を集中して
吸う息で入ってくる空気と吐く息で出て行く空気を感じます。

わざわざ大きく息をしたりはせずに、自然な息を観察する・・・
これは正直言ってたいへんでした。
すぐに意識がよそに行って、考え事がはじまるんですよね~。
気づいたら「いけないいけない」と鼻の下に意識を集中するんですが、
またすぐにどこかへ・・・の繰り返し。
そして、気づいたら眠っている、というのが初日と2日目でした。

鐘の音が聞こえて、瞑想が終わると目が覚めるんですよね。
その度に、「わざわざここまで来て寝てるなんて」と反省しつつ、
「それよりごはんだ~」と気を取り直して食堂に行きました。

食事はセルフサービス。
朝は、ごはん、パン、果物と日によってはおみそ汁が出たり、
前日の残りものが出たりいろいろです。

ここに来る前に、瞑想修業をした方のブログを読ませていただいたんですが、
「パンがおいしい」と書いている方が何名もいらっしゃいました。

そして、本当にパンがおいしかったです。
修行の中では食べることがささやかな楽しみだったんですが、
その中でもパンの楽しみは大きかったですね。
食べ過ぎてはいけないと思いつつ、
大好きなパンの端っこをトーストして、
ジャムやバター、オリーブオイルをつけて食べるのが
密かな喜びでした。

ついでにごはんのことをまとめて書きますと、
お昼はごはんと汁物やおかずが用意されています。

うどんやパスタ、カレーの日もありました。
しょうがのきいた八宝菜がおいしかったなぁ。

食事は奉仕者(ボランティアさんをこう呼びます)の方が作ってくださいます。
菜食で質素な食事なんですが、
ほんとうにどれもおいしかったです。
量も十分にあり、なくなったら補充してくださっていました。

また、寒いから体があったまるようにとしょうがが添えられていたり、
おにぎりがかわいくにぎられていたり、
ときどきちっちゃなお菓子があったり・・・
と愛情がこもっていて、すばらしかったです。

そうそう、スケジュールはこんな感じになっています。

午前 4:00 起床のベル
4:30 - 6:30 ホールまたは各自の部屋で瞑想
6:30 - 8:00 朝食と休憩
8:00 - 9:00 ホールでグループ瞑想
9:00 - 11:00 ホールまたは各自の部屋で瞑想
11:00 - 1:00 昼食と休憩
午後 12:00 - 1:00 指導者との面談
1:00 - 2:30 ホールまたは各自の部屋で瞑想
2:30 - 3:30 ホールでグループ瞑想
3:30 - 5:00 ホールまたは各自の部屋で瞑想
5:00 - 6:00 お茶と休憩
6:00 - 7:00 ホールでグループ瞑想
7:00 - 8:15 ゴエンカ師の講話
8:15 - 9:00 ホールでグループ瞑想
9:00 - 9:30 ホールで質問の時間
9:30 就寝/消灯

休憩は、朝食後と昼食後、夜のお茶の後の時間で
その間にシャワーや洗濯をします。

シャワーが4つとお風呂が1つあるので、
みんなそれぞれ交代にという感じなんですが、
朝の人、昼の人、夜の人とそれぞればらけて
うまい具合になっていました。

私は朝ごはんの後でシャワーと洗濯、お昼は散歩か昼寝、
夜も散歩か昼寝、というパターンで生活していました。

ほかにすること、というか考えることがないので、
ひたすら生活の段取りを考えて、せっせとそれをこなす・・・
というのを繰り返していました。

普段は段取り悪い方なんですが、
ここでは人が少ない時間にシャワーをすませ、
物干しが空いているうちにさっさと洗濯をし、
並ばなくていい時間に食事をし・・・
とめちゃめちゃ効率よく暮らしていました。
やればできるじゃん!と自分をちょっと見直しましたね。
まぁ、効率よくしても空いた時間に寝てるだけなので、
それがよかったかどうかはわかりませんが(^^;

ここは私の予想以上に施設が整っていて、
シャワーも熱いお湯が出るし、
トイレも水洗できれいでした。

施設も食事も、以前に参加した方たちの寄付でまかなわれているなんて
すごいですよね。
講話の中で、「人からの施しで生活しているんだから、文句は言えない」
というようなお話があったんですが、ほんとうにそうだなぁと思いました。

普通のホテルや民宿なら、多くの人が共同生活をしていると、
寒いとか、施設や食事が悪いとか、何か文句が出てくると思うんですが、
ここでは参加者は施しを受けて参加させてもらっているのですから、
感謝の気持ちしか出てきませんよね。
この修行のシステムは「うまくできているなぁ」と感心しました。

とともに、普段の生活では「お金を払っているんだから」と思っていることも
多いなぁと思いました。
「お金を払っているんだから、これくらいしてくれて当たり前」とか、
「お金を払っているんだから、もっとやってもらわないと」とか。
感謝の気持ちが少なくなっているかも、と思いました。

この修行全体が、「多くの人にこの修行を受けてほしい」という
先人の愛で成り立っているというのはすごいことですよね。

せっかくいただいたチャンスなのだからがんばろう
と瞑想で眠った後には何度も思いました。

(つづく)