「ときをためる暮らし」とは? 映画「人生フルーツ」からの読書中

去年の秋に友だちのすすめで「人生フルーツ」という映画を見ました。

津端修一さんと英子さんのドキユメンタリー。

90歳と87歳のご夫婦が、自宅のキッチンガーデンで自分たちが食べるものを育てながら、大切に暮らしている日々を記録したものです。

 

ご夫婦の人柄や、2人の関係もすばらしいし、自宅のお庭にある畑で食べ物を作り、できたものをお子さんやお友達に送ってあげる、ていねいに、豊かに暮らしている様子がとてもすてきです。

「あ~私こんなふうに暮らしたいんだ~!」と改めて思い出しました。

 

その映画の中に何度も出てくる「ときをためる暮らし」という言葉、そのときは意味が分からなかったのですが、その後、お二人の本を読むうちに何となくわかってきました。


例えば、畑の土。最初は作物を作るのに適さない土だったけど、毎年、枯葉を集めては入れ、大事に作物を育てるうちに、だんだんいい土になっていく。

高価だけど手作りの家具を買って、大切に使ううちに、どんどん味が出てくる。

時間をかけることによって、よくなっていく。熟成されるものの貴重なこと。

 

「人生はだんだん美しくなる」というのが、本当にそうなんだなぁと思える暮らしぶりです。

 

本を読むことで映画のバックグラウンドが見えてきて、ますます興味深い修一さんと英子さん。

たくさん本が出ているので、順番に読んでいこうと思います。

 

今回読んだのは、「ききがたり ときをためる暮らし」。

ちょうど映画と同じ時期になるのかな?お二人の話を編集者の方が、1年かけて毎月取材されてものがまとめられています。写真もすてき。

 

この前読んだのは、「高蔵寺ニュータウン夫婦物語―はなこさんへ、「二人からの手紙」」。

これは、1997年に出た本ですが、修一さんのお仕事のことやお二人が孫のはなこさんに残そうとしているもののお話が詳しく書かれています。

 

やっぱりいいなぁ、キッチンガーデンのある暮らし。

10年後にはそんな暮らしをしていたいなぁと思いつつ、若いころからやっていないとできないことだなぁとも思います。

とりあえず、何をためていくのか、これを機に考えてみようっと。